\さいごまで/ じぶんちing研究所

”ずっと自分の家で暮らしつづけること=じぶんちing”について考える。

年をとってもファミレスの近くで暮らしたい

自宅から歩いてすぐのところに、ファミリーレストラン、いわゆるファミレスがある。


たまに朝イチで行って、朝食を食べて、ドリンクバーを利用しつつ、
本を読んだり、パソコンでネットを見たりして朝から夕方までいることもある。


そうやって長居をすると、ファミリーレストランという名前ながら、本当にいろんな層のお客さんがいる事に気が付く。

家族連れはもちろん、サラリーマン、近所の主婦、クラブ帰りの高校生、テスト勉強中の大学生、そして高齢者の方(ひとりだったり、夫婦だったり、グループだったり)も多い。

 

そして、自分自身が高齢者になって家で暮らし続けるとき、

「徒歩圏内にファミレスがあることの価値って想像以上に大きくないか!?!?」

と考えた。

その理由を以下に挙げてみる。

①社会とつながれる場所
高齢者になったとき、一人暮らしでも夫婦でも、仕事から離れて何かのグループに属していない場合、ずっと家の中で過ごしたり、コンビニに買い物に行っても一言も話さなかったり・・、と人、もっといえば社会と接する機会がすごく少なくなる可能性がある。
そんなときファミレスに行けば、なんとなく近くの席の若い人たちの会話が聞こえたり、窓から街ゆく人を眺めることで街や季節の移り変わりを感じたり、さらには店員さんと顔馴染みになってちょっとした会話が生まれるかもしれない。
手軽に社会とつながっている実感を得られる、孤独感を和らげる効能が、ファミレスにはありそうだ。

 

②コミュニティーがつくれる場所
ファミレスでは、楽しそうに会話をしている高齢者の方のグループをよく見かける。
見ていると、徒歩や自転車でやってくる近所の人が多そう。
仲のよいグループで気軽にふらっと集まれる場所というのは、実は貴重だ。
これがもし、だれかの家で・・となったら、いろいろとお互いに気を遣ってしまう。
食事をするもよし、お茶を飲むのもよし、いろんな目的で使えて、安い料金で遠慮なく長い時間を過ごせる場所として、ファミレスの価値は高い。


③食事の楽しさを提供する場所
ファミレスには、モーニングセットなど、びっくりするくらい安いメニューがあるし、たくさんのメニューがある。これも子供から大人まで、地域のいろんな人が気兼ねなく利用できる理由だろう。
そして、高齢者に関していえば、1人や2人暮らしの世帯も多く、なかなか自宅でいろんなメニューをつくることは、食材を使いきれない、手間がかかる、などハードルが高くなる。
その点、ファミレスに行けば、和洋中いろんなメニューが気軽に食べられる。
誰と来ても自分が好きなもの、食べやすいものを選ぶことができる。しかも、朝から夜まで、いつでも利用が可能だ。

いつまでも食事を楽しむという面でも、高齢者にとってのファミレスの価値は高い。

 

近所のファミレスのメニュー。ドリンクバーもついて、このお値段!


こんなふうに考えると、じぶんちingを続ける上で、家から歩いていける距離に、気軽に行けるファミレスやカフェなどがあることは、かなりメリットになると思う。


これからますます超高齢化社会となる日本で、地域の中でファミレスが果たす価値は、実はもっと注目されてよいのではないだろうか。

今回は、高齢者にとっての価値を考えたが、同様に子育て世代や学生など、特に助かっている層があるように思う。

 

そんな思いを持つだけに、そのファミレスの前を通ると、たまにがらーんとしていることがあり潰れてしまわないか心配になる。逆に駐車場がいっぱいだと、ほっと胸をなで下ろす。

なるべく私も定期的に行く事で売上に貢献したい。

Let's be じぶんちing。