\さいごまで/ じぶんちing研究所

”ずっと自分の家で暮らしつづけること=じぶんちing”について考える。

100才まで生きる確率ってこんなに高いの?!

厚労省が高校生向けに「高校生が知っておくべき将来の話」という教材をつくっていました。
中の統計データからみると、もう10年くらい前のものみたいです。

たまたま検索にひっかかり見たんですが、これが面白いです!

 

例えば、こんな問題。

2011年の日本人の「平均寿命」は男性79歳、女性86歳。
(参考までに2022年だと男性が81歳、女性が87歳)

この場合、現在65歳の女性は、平均で何年生きるでしょう?

 

86ー65=21年??


つい、そんなふうに考えがちですが、これは間違い。
平均寿命は0歳を含めて65歳以前に亡くなった人も含まれているので、現在65歳まで生きている人だけを対象に、あと何年生きるのか?(=平均余命)を考えると、もっと長くなるんです。

正解は、65歳まで生きた女性は、平均で89歳まで生きます
70歳までは97%、80歳までは84%、90歳までは49%、100歳までは6%の人が生きます。
つまり65歳まで生きた女性の2人に1人は90歳まで、16人に1人は100歳まで生きるんです。

 

男性は、少し短くて、それでも65歳まで生きた男性は、70歳までは93%、80歳までは68%、90歳までは25%、100歳までは1%の人が生きます。つまり65歳まで生きた男性の4人に1人は90歳まで、100人に1人は100歳まで生きるんです

 

そして、100歳以上の人口の伸びもすさまじいです。
100才以上の人口は、1980年は日本全国で968人、1990年で3,298人。


きんさん、ぎんさんという100歳のご高齢姉妹がテレビで大人気になったのが1992年でした。やっぱり、まだ、とても珍しかったんですよね。

それが2016 年では6.6万人と1980年の60倍以上となり、

2049年には、なんと51.4万人!!
(現在の予想では、さらに増えて60万人を超えるようです)

 

100歳以上の人口は2016年から2049年への約30年で、さらに7.8倍へ!!

(出典)厚生労働省
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/2050_keizai/pdf/001_04_00.pdf

 

 65歳が特定の年齢まで生存する確率

(出典)厚生労働省  https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000405093.pdf

 

この厚労省の資料では、1990年生まれでの65歳まで生きた人は、男性の44%、女性の69%が90歳まで生き、男性の6%(17人に1人)、女性の20%(5人に1人)が100歳まで生きるという予想です。

 

こうなると90歳、100歳まで生きることは、かなり現実的です。
どうせなら、せっかく伸びている寿命を、楽しく生きたいです。

 

なるべく家で過ごしたいと思う人が、さいごまで家で過ごせる、じぶんちingを実現できるかどうかは、多くの人にとって、とても大事な事になると思います。

 

Let's be じぶんちing!